2014年1月22日水曜日

認知行動療法ってなあに?

こんばんは、キミィ・メンタル・サプリのキミィです。
皆さん、いかがお過ごしですか。

今日は私が行っている認知行動療法について、簡単なご説明をしましょう。

心理カウンセリングというと、どんなことをするとイメージしていますか?

たぶん、人間関係がうまくいかないとか、自分の生活が思うようにいかないなど
気持ちが滅入るような出来事や状態があって、うつうつとしている時に
カウンセラーに相談にのってもらうというあたりでしょうか。

精神科や心療内科にまず行って、抗うつ剤や眠剤、安定剤などを処方してもらい
服用しながら、併用して受診する方も多いと思います。

日本で広く行われている心理カウンセリングは『傾聴』というスタイルを大前提に
しているところが多く、大方のカウンセラーは熱心に共感しながら相談者の話に
耳を傾けてくれます。私もそうしていますが・・・。

しかし、傾聴スタイルのカウンセリングでは、カウンセラーがアドバイスしたり
誘導したり指示したりということは基本的にはしません。

そのせいか、私のよく聞く話は
「実はカウンセリングを受けたことは以前にもあったんですけど、全然何も解決
しないので、その先生とは合わないなと思って辞めちゃいました」
というものです。

傾聴スタイルのカウンセリングは問題の解決法はその人の中にあるという考え
方ですので、相談者の方が自分で自分はどうしようと決めることを、
カウンセラーは寄りそって見守る役しかしないのです。

その点、認知行動療法はちょっと違います。

認知行動療法は比較的新しい療法なので、日本で行っているところは
まださほど多くないと思われますが、以前からある傾聴スタイルのカウン
セリングとの大きな違いは、相談者とカウンセラーがタッグを組んで、かなり
カウンセラーも具体的にアドバイスしたり誘導したりしながら、相談者の方の
考え方や行動を少しずつ変化させ、ストレスを上手に軽減させつつ
気持ちの上で、今より楽に生活できるようにしていきます。

もうここまで来れば、相談者の方がひとりで解決できるだろうというところまで、
考え方や行動を変化させられた時点で、ふたりのタッグは解消され卒業です。

カウンセラーは相談者の方が自分のことを自分で客観視でき、コントロール
できるようになるための立会人、兼、水先案内人みたいな感じでしょうか。

「ただただ、それはお辛かったでしょうねと優しく聴いてくれたけど
何も解決しなかった」と、道に迷ったままの方には、道しるべがみつかるかも
しれません。

よかったら、ドアをノックしてみてください。
いつでもお待ちしています。

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